内容説明
室温効果ガス排出を1990年比で、2020年までに25%削減し、2050年までに80%以上削減するために。大規模排出部門を排出量取引制度でカバーし、それ以外の部門からの排出を他の政策手段によってカバーすることで全経済領域からの排出をカバーしてゆくポリシーミックス構築を提案。
目次
第1章 排出量取引制度
第2章 運輸部門の温室効果ガス削減対策・政策
第3章 民生家庭部門の温室効果ガス削減対策・政策
第4章 業務部門に対する排出削減政策
第5章 CO2国内排出量取引の経済効果
第6章 排出量取引制度の世界動向
著者等紹介
諸富徹[モロトミトオル]
1968年生まれ。京都大学大学院経済学研究科修了。京都大学博士(経済学)。横浜国立大学経済学部助教授を経て、京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は財政学、環境経済学。著書に『環境税の理論と実際』(有斐閣、2000年、NIRA大来政策研究賞受賞、日本地方財政学会佐藤賞、国際公共経済学会賞を受賞)ほか
山岸尚之[ヤマギシナオユキ]
1978年生まれ。立命館大学国際関係学部卒業。同大学卒業後、米ボストン大学大学院の国際関係論・環境政策の修士プログラムにて気候変動の国際政治を研究。同修士号を取得後、2003年よりWWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、国内の温暖化政策提言・キャンぺーン活動に携わるほか、毎年の国連会議での情報収集・ロビー活動などを担当。2007年より気候変動プログラムリーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。