内容説明
「計算の会計」から「開示の会計」へ。時事的な社会の動きを素材に、その背景にある大きな変化を読み解く。
目次
大手銀行3兆円の史上最高益―「半人前」のカラクリ
大手生保の「3利源」開示―業界のタブーと開示競争
会計に「ミレニアム問題」はある?―数学の難問、会計の難問
サブプライム問題と会計―金融危機と会計
減価償却制度の改正と企業会計―法人税制のあり方
「東京合意」とコンバージェンス問題―国際共通化への道と試される日本
国際会計基準の世界浸透―EUの枠を超えて
国際共通化と在庫の評価方法―ストック重視思考の一貫
続アカウンティング・スクールの苦戦―真価が問われる
伊勢丹・三越の経営統合と会計―負の「のれん」の正体
旧長銀事件裁判と「公正な会計慣行」―法と会計
変わる財務諸表の様式―キャッシュフロー計算書の新たな意義
日米欧の時価会計「凍結」をめぐって―繰り返しの構図
秩序ある市場主義をめぐって―市場と倫理
IFRS導入の「日本版ロードマップ案」公表へ―コンバージェンスからアドプションへ
金融商品会計の見直し案をどう見る―何が本当の利益か
現代会計の変容をどう見る―いくつかの視点
著者等紹介
石川純治[イシカワジュンジ]
1948年高知県生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学・商学)。駒澤大学経済学部教授、大阪市立大学名誉教授。カーネギーメロン大学客員研究員(1989~1990年)、クイーンズランド工科大学客員教授(2000年)。放送大学客員教授(TV「現代の会計」担当、2007年~)。公認会計士第2次試験委員(2000年~2002年)、税理士試験委員(2005年~2007年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 洋書
- Britannia