変わる会計、変わる日本経済―「情報会計」の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535556355
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C3033

内容説明

「計算の会計」から「開示の会計」へ。時事的な社会の動きを素材に、その背景にある大きな変化を読み解く。

目次

大手銀行3兆円の史上最高益―「半人前」のカラクリ
大手生保の「3利源」開示―業界のタブーと開示競争
会計に「ミレニアム問題」はある?―数学の難問、会計の難問
サブプライム問題と会計―金融危機と会計
減価償却制度の改正と企業会計―法人税制のあり方
「東京合意」とコンバージェンス問題―国際共通化への道と試される日本
国際会計基準の世界浸透―EUの枠を超えて
国際共通化と在庫の評価方法―ストック重視思考の一貫
続アカウンティング・スクールの苦戦―真価が問われる
伊勢丹・三越の経営統合と会計―負の「のれん」の正体
旧長銀事件裁判と「公正な会計慣行」―法と会計
変わる財務諸表の様式―キャッシュフロー計算書の新たな意義
日米欧の時価会計「凍結」をめぐって―繰り返しの構図
秩序ある市場主義をめぐって―市場と倫理
IFRS導入の「日本版ロードマップ案」公表へ―コンバージェンスからアドプションへ
金融商品会計の見直し案をどう見る―何が本当の利益か
現代会計の変容をどう見る―いくつかの視点

著者等紹介

石川純治[イシカワジュンジ]
1948年高知県生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学・商学)。駒澤大学経済学部教授、大阪市立大学名誉教授。カーネギーメロン大学客員研究員(1989~1990年)、クイーンズランド工科大学客員教授(2000年)。放送大学客員教授(TV「現代の会計」担当、2007年~)。公認会計士第2次試験委員(2000年~2002年)、税理士試験委員(2005年~2007年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

駒場

1
会計と時事問題を絡めたトピックが17ある構成。大部分は国際会計基準についての話題だった。表紙だけ見ると初心者でも読めそうな感じに見えるが、貸し倒れ引当金、キャッシュ・フロー計算書の直接法と間接法、など会計の軽い基礎知識がないと読みにくいところもあるように思えた。会計を大学の教養課程レベルでも学んだ人にとっては、面白い本なのではないかと思います。制度としての会計、学問としての会計について筆者の主張が簡潔に述べてあります2011/11/16

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