出版社内容情報
貧困削減のためには、基礎教育だけでは足りない。生産性の向上に資する産業技術教育の現状、課題と展望を各国の事例に則し解説。
内容説明
成長の鍵は、知識と技術。初等教育だけでは、足りない。経済のグローバル化の中でより必要性の高まる「スキル」のレベルを、いかにして高めるのか。
目次
発展途上国の産業スキルディベロプメント
第１部 理論と歴史（産業スキルディベロプメント―理論とアプローチ；途上国の産業スキルディベロプメントへの国際協力―歴史と現在の方向；日本のＴＶＥＴの経験）
第２部 各国の事例（インドネシア―産業スキルディベロプメントと後期中等職業教育改革の動向；タイ―徒弟制とクラフト労働市場の役割；ベトナム―ＦＤＩ誘導型成長を支える工業人材育成を目指して；ラオス―縫製産業に見る産業スキルディベロプメント；ネパール―職業技能教育訓練（ＴＶＥＴ）の制度と課題
インド―急速な経済発展と階層化された労働市場へのＴＶＥＴの対応
中国―多元化、高度化、市場化へ：現代中国における産業スキルディベロプメント
ブラジル―産業発展と社会的包摂
南アフリカ―二重経済解消に向けた政策転換と中堅技術者育成
ガーナ―産業スキルディベロプメントと２００７年教育改革）
途上国の産業スキルディベロプメント戦略に向けて
著者等紹介
岡田亜弥［オカダアヤ］
１９６０年生まれ。マサチューセッツ工科大学Ｐｈ．Ｄ．（経済開発、地域計画学）。現在、名古屋大学大学院国際開発研究科教授
山田肖子［ヤマダショウコ］
１９６８年生まれ。インディアナ大学博士（比較国際教育学、アフリカ研究）。現在、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授
吉田和浩［ヨシダカズヒロ］
１９６１年生まれ。サセックス大学Ｍ．Ｐｈｉｌ．（開発学）。現在、広島大学教育開発国際協力研究センター准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
