出版社内容情報
不動産の証券化は取引の小口・流動化を可能にする反面、投機的な取引を助長する危険がある。今この市場に何が必要かを問題提起。
内容説明
住宅ローン・不動産の証券化に代表される「住宅・不動産金融市場」を分析した本格的研究書。サブプライムローン問題にも対応し、リスクに強く、健全なキャッシュフローの市場システムを提示。
目次
「住宅・不動産金融市場」の形成
第1部 住宅ローン市場における行動分析(フラット35がもたらした市場の変革―住宅ローンの証券化;アメリカのサブプライムローンの課題;利用者は何を理由に住宅ローンを選択するのか ほか)
第2部 不動産証券化市場における行動分析(不動産証券化市場におけるリスクと行動形態;不動産証券化市場の投資家の選択と動機;REITの収益性の要因)
第3部 住宅・不動産評価の新たな方向性(生活性能は住宅・不動産の評価に影響を与えるか;犯罪発生の地価・家賃への影響;地域特性や時系列の変化をふまえた地価の推計 ほか)
住宅・不動産金融市場の将来像と政策の方向性
著者等紹介
沓澤隆司[クツザワリュウジ]
1963年生まれ。東京大学法学部卒業。ロンドン大学政治経済学院修士課程修了(地域・都市計画修士)。国土交通省住宅局住宅資金管理官付企画専門官、東北地方整備局広報広聴対策官などを経て、大阪大学社会経済研究所准教授。大阪大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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