出版社内容情報
強兵から富国をめざした黎明期の日本は近代経済思想をどのように導入したのか。新資料も交え、幕末から明治の思想状況を活写。
目次
第1部(イギリス留学生・お雇い外国人―幕末・明治の近代化を支えた人びと;幕末・明治初期イギリス留学生とユニヴァーシティ・カレッジ・コネクション;明六社と共存同衆―アソシエーションの導入と「社会」の形成;幕末・明治初期のイギリス留学生と大蔵省)
第2部(明治日本の経済学導入史―啓蒙の時代からプロフェッショナルの時代へ;W.S.ジェヴォンズと日本人留学生―ユニヴァーシティ・カレッジ・コネクションと日本の近代化;ジェヴォンズ経済学の導入と展開;大越成徳と自由貿易論;マーシャル経済学の日本への導入と展開―啓蒙時代の経済学から制度化時代の経済学へ;『国民経済雑誌』にみる近代経済学の展開―経済専門雑誌の誕生と近代経済学研究の展開;福田徳三と厚生経済学の形成―ドイツ歴史学派・イギリス近代経済学から日本経済思想の形成へ)
著者等紹介
井上琢智[イノウエタクトシ]
1946年京都府舞鶴市生まれ。1975年関西学院大学経済学研究科博士課程修了。1976年~大阪商業大学専任講師・助教授。1985年~関西学院大学経済学部助教授・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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