内容説明
本書は、統計学を学ぶ以上知っておくべき最低限の要点をまとめた本です。といっても、結果を羅列するのではなく、統計学という学問に固有のいくつかの特徴的な考え方を、基礎のレベルでできるだけ平易に解説することを主眼にしたものです。読者としては文科系に属する統計学未修の学生や、社会人を念頭に置いています。
目次
1 統計と統計学(集団の観察と個体間の差異;全数調査と標本調査 ほか)
2 度数分布と特性値(統計データの構造;度数分布 ほか)
3 関係の分析(出世は実力によるけれど、その速度は人並み?;変量相互間が独立であるときと、そうでないとき ほか)
4 標本統計量の確率分布(推測統計学の課題;特性値の二つの意味 ほか)
5 推定と検定の論理(内閣支持率の真の値は?;珍しさの程度をどう測るか ほか)
著者等紹介
三土修平[ミツチシュウヘイ]
1949年東京都生まれ。1972年東京大学法学部卒。経済企画庁、神戸大学大学院経済学研究科、愛媛大学法文学部教授を経て、現在、東京理科大学理学部教授。経済学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。