内容説明
今日、人々の知識の移り変わりを支配している情報連結のありかたが、歴史的に決定的な新局面を迎えている。すなわち、WWWが大衆の手中にある時代となった。そのことによって、私たちの生活はどういうことになるのだろうか、それを決める小売市場はどうなるのだろうかということの本質的な理解を持ちたいというのが本書の基本的な問題意識である。
目次
1 経済システム・取引・市場―その歴史的概観(原始共同体社会の物々交換から貨幣の創造へ;原始的都市形成と市場 ほか)
2 取引の理論再考(取引の理論;抽象的売買取引の理論 ほか)
3 小売市場の取引者をどう見るか(小売市場取引者の行動サイクル;人間の行動一般をどう見るか―情報処理系としてのリビング・システム ほか)
4 小売市場の次なる進化(小売市場構造の進化―小売店サービスの需要と供給とその移り変わり;消費者が評価・購入する小売店サービス(便利性)とはなにか ほか)
著者等紹介
山下隆弘[ヤマシタタカヒロ]
1954年早稲田大学第一商学部卒業。1960年早稲田大学大学院博士課程修了。愛知大学助教授、教授、小樽商科大学教授、岡山大学経済学部教授、福山平成大学教授、東亜大学大学院教授。現在、岡山大学名誉教授・商学博士
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- 和書
- 幻想文学 〈第57号〉