郵政研究所研究叢書
金融の新しい流れ―市場化と国際化

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535552784
  • NDC分類 338
  • Cコード C3033

内容説明

金融危機と日本経済の不振はいまだに光明を見出せない。失われた10年が失われた20年にならないためにはどうすればよいか。いまこそ、経済学は問題の所在の解明と解決策の提示が期待される。そのためにはまず冷静な事実認識と根拠と考えられる仮説の検証、反証が必要である。

目次

1 金融機関の行動(1980年代後半の銀行資産膨張について;銀行の他業参入・異業種の銀行参入の経済効果―シミュレーション分析;マクロモデルによる財政投融資の経済効果に関する理論・実証分析)
2 為替・国際金融(為替制度の比較分析;ドルペッグ対バスケットペッグ;環太平洋地域における株価連動)
3 企業金融(日本企業の財務行動は合理的か―増資と負債に関する分析;金融の証券化とベンチャー資金市場―金融機関の機能と政府の役割;企業年金の経済分析―確定給付型年金と確定拠出型年金の差異)
4 ファイナンス(インプライド・ビッド・アスク・スプレッドの推定―日中取引データを用いた日本株式の実証分析;ボラティリティ変動リスクと動学的最適ポートフォリオ問題;アービトラージ戦略のリスク・リターン評価;日本の株券オプション市場―オプションの価格形成と現物市場への影響)

著者等紹介

松浦克己[マツウラカツミ]
1951年福岡県生まれ。1975年九州大学法学部卒業、郵政省(当時)入省。大阪大学経済学部助教授、長崎大学経済学部教授を経て、横浜市立大学商学部教授。郵政研究所特別研究官。経済学博士

米沢康博[ヨネザワヤスヒロ]
1950年神奈川県生まれ。1974横浜国立大学経営学部卒業。1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程退学。筑波大学社会工学系助教授、大阪大学大学院国際公共政策研究科客員助教授などを経て、横浜国立大学経営学部教授。経済学博士
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