内容説明
グローバルマネーに対する問題意識を高めないと、個人資産も守れない時代に突入した。これとどう付き合えばいいのか。大胆な提言の書。
目次
第１章 国際金融危機の犯人はだれか
第２章 グローバルマネーの奔放な動き
第３章 日本を揺るがすグローバルマネー
第４章 グローバルマネー制御の試み
第５章 国際金融システムの再構築
第６章 立ちはだかる米英流イデオロギー
第７章 グローバルマネーとどう付き合うべきか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
4
アジア通貨危機とその余波の良いおさらいになった。米英連合の市場至上主義VS大陸欧州諸国(独仏)の管理主義という構図や、グローバリズムからの安易な逃避先としてのナショナリズムといった話も面白かったが、やはり歴史的経緯の説明部分が一番興味を惹かれた(書かれたのは結構リアルタイムに近いけれど)。中国の存在感が薄く、その辺に時代を感じたりもした。2000年も遠くなったなあとしみじみ思う。2017/06/20
