内容説明
本書は大別すると、2つの部分から構成されている。1つは、各国の経済発展とりわけ工業化における中小企業の役割を振り返り、今後を展望しようとするものである。つまり、ホスト国の立場に立っての産業発展論である。もう1つは、日本の中小企業とアジアとの関係を考えようとするもので、日本企業の側に立った国際分業論である。
目次
第1章 東アジアの中小企業問題と今後の政策
第2章 韓国における中小企業振興
第3章 台湾製造業の構造変化と中小企業
第4章 重工業化の進展と中小企業
第5章 わが国中小企業のアジア向け投資
第6章 日系自動車産業のアジア展開
第7章 わが国繊維産業の現状と国際化
第8章 エレクトロニクス産業のアジア展開
第9章 国際化時代の中小企業支援体制のあり方