内容説明
本書は、著者の1991年以降の研究成果をまとめ、1997年11月に大阪市立大学大学院経営学研究科に提出した博士論文「アメリカにおける機関投資家の発展とコーポレート・ガバナンス」を加筆・修正したものである。コーポレート・ガバナンス問題を機関投資家の成長という一側面からみたもの。
目次
序章 課題と構成
第1章 機関投資家とはなにか
第2章 19世紀の機関投資家―マサチューセッツ病院生命保険会社
第3章 19世紀から20世紀初頭における機関投資家
第4章 ミューチュアル・ファンドの発達
第5章 企業年金の発達
第6章 公務員年金の発達
第7章 コーポレート・ガバナンス
第8章 証券市場の「機関化」とコーポレート・ガバナンス
第9章 機関投資家のコーポレート・ガバナンスへの関与
第10章 機関投資家のリレーションシップ・インベストメント