内容説明
金融自由化の進展とともに、企業の資金調達手段は多様化し、各種の金融市場が新たに創設された。また既存の市場に課せられた規制も緩和された。近年の日本の金融には一種の市場型化とでもいうべき現象が起きており、それに伴い新たに解明されるべきいろいろな問題が発生している。本書は、資本市場での価格形成や市場の特徴、投資家の行動、企業の統治構造などを分析の対象としている。
目次
第1部 株価の経済分析
第2部 新しい証券市場
第3部 投資家行動の分析
第4部 企業統治・企業買収・倒産処理の経済学
第5部 資本市場と日本経済