アメリカファーストの国際経済秩序 - 6人の経済学者が読み解くトランプ2.0

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  • サイズ 46判
  • 商品コード 9784535541399
  • Cコード C3033

出版社内容情報

トランプの政策は、世界経済をどう変えたのか?

「アメリカ・ファースト」を掲げ、高関税を武器に各国へ圧力をかける、いわゆるトランプ関税。これは貿易だけでなく、企業の投資やサプライチェーン、国際ルール、さらには米ドルを中心とする金融秩序までを揺さぶっている。

では、トランプ関税は本当にアメリカの貿易赤字を減らし、製造業を取り戻すことができるのか? 日本や世界の国々は、トランプの政策にどう向き合うべきなのか? そして、戦後築かれてきた国際経済秩序はどこへ向かうのか?

本書では、第一線で活躍する6人の経済学者が、経済理論と実証研究、最新のデータを手がかりに、トランプ大統領を生んだアメリカの現状から、関税・通商政策の背景とその影響までを多角的に検証する。

日本の対米輸出、WTOと貿易協定、東アジアのサプライチェーン、産業政策、格差と地域社会、対米投資と国際金融まで、論点を一つずつ解きほぐす。さらに理論モデルによる数量分析から、関税が各国の実質所得や産業に何をもたらすのかも考える。

単なる関税政策への賛否を超えて、変わりつつある世界経済を理解し、これからの国際秩序と日本の役割を考えるための一冊。


【目次】

序章 トランプ関税とは何か?[植田健一・木村福成]
 1 戦後の国際経済秩序が崩れた日
 2 トランプ関税に至るアメリカの貿易政策の推移
 3 本書のアプローチと構成

第1章 トランプ関税が引き起こした世界貿易の変化[遠藤正寛]
 1 「解放の日」
 2 アメリカの貿易赤字の主因
 3 貿易赤字の安全保障と経済への影響:全体
 4 貿易赤字の安全保障と経済への影響:部分
 5 アメリカの輸入の変化
 6 日本の輸出の変化
 7 おわりに
 補論 米中貿易摩擦の経済的・軍事的帰結

第2章 貿易協定の役割[椋寛]
 1 国際貿易ルールからの逸脱
 2 トランプ2.0関税とWTO
 3 トランプ2.0関税とRTA
 4 おわりに

第3章 東アジア諸国への影響と対応策[木村福成]
 1 トランプ関税と東アジアのサプライチェーン
 2 トランプ1.0、2.0関税の概略
 3 トランプ2.0関税に対する第3国の反応
 4 貿易ルールをめぐる動き
 5 おわりに

第4章 トランプ関税の背景とその国際的インパクト[古沢泰治]
 1 トランプ関税の背景
 2 トランプ関税の国際的インパクト
 3 おわりに

第5章 トランプ関税・産業政策と新しい自由主義の構想[小林慶一郎]
 1 自由主義への反発としてのトランプ関税
 2 関税交渉のゲーム理論的分析
 3 産業政策としての関税
 4 既成の自由主義への不満
 5 新しい自由主義の試論
 6 おわりに
 補論 繰り返しゲーム

第6章 対米投資で解決するのか?――トランプ関税に潜む国際金融問題[植田健一]
 1 保護主義が経済を毀損する
 2 日本の貿易収支
 3 日本の保護主義
 4 関税交渉へのアプローチ
 5 グローバル・インバランスの問題
 6 日米関税交渉の合意と対米投資
 7 未来へ向けて

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