出版社内容情報
貧困を中心とする中国農村の「三農問題」について、中国南部の調査を通じ、社会制度・文化的規範の影響の大きさを明らかにする。
目次
第1部 理論的枠組みと地域的文脈(経済の発展と農村労働力の移動―二重経済論の主張と限界;農業生産性の向上と農民の貧困―自由市場主義と緑の革命の限界;農村の発展と社会環境―新制度派取引コスト理論からのアプローチ;農村社会の秩序とリーダーの役割―社会行動原理からのアプローチ;社会経済政策と農業の展開―土地所有制からのアプローチ)
第2部 実証的検討(自営型小農経済と家族による福祉―湖北省M市の事例;農業経営の大規模化の効果と影響―湖南省S県の事例;地域営農の条件と限界―湖南省X県の事例;共有経済の創出と効果―湖南省D区の事例)
著者等紹介
金湛[キンジン]
愛知大学現代中国学部教授、同大学院中国研究科教授。経済学博士。1973年中国北京市生まれ。愛知大学現代中国学部准教授を経て、2020年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 古代探叢 〈3〉