出版社内容情報
企業のM&A(合併と買収)の動機と成果を、日本企業が明治期以降に行ってきたM&Aを題材として、理論的、歴史的に学ぶ。本書を通読することで、M&Aの理論と戦略、歴史、ケース・スタディの基礎知識を、日本経済の歴史も学びつつ得ることができる。
内容説明
歴史の教訓をいかに引き出すか。明治から現代という長期のスパンから日本企業のM&Aを体系的に捉える。
目次
序章 本書の目的、特色、構成
M&Aの経済的機能
第1部 戦前・戦時期のM&A(紡績大合同;財閥の成長とM&A;金融恐慌と電力戦:1920年代のM&A;独占とグループ再編:1930年代の企業合併;戦時経済とM&A)
第2部 戦後のM&A(財閥解体:安定株主の喪失と買い占め;資本自由化と大型合併、系列化;持株会社:経営統合と組織再編;会社支配権市場:敵対的買収と防衛策;クロスボーダーM&A;ゴーイングプライベート:MBOの動機と成果)
終章 M&Aと日本経済