出版社内容情報
財政について、経済学の視点から考えていく
力が身につく入門書。日本の財政の制度的な
側面がしっかりと学べる。第2版では、初版
では深く議論することのできなかった2010年
代後半の日本の財政について総括する
内容説明
日本財政のいまと今後は。日本の財政は本当に持続可能なのか?2010年代に実施された税財政改革を総括しつつ、少子高齢化が進むこれからの日本の財政について考える。
目次
財政の機能と仕組み
財政の現状と課題
予算編成
国の歳出
租税の制度
租税の理論
財政投融資
国債
地方財政
公会計・世代会計
財政政策の効果
財政の今後
著者等紹介
土居丈朗[ドイタケロウ]
1970年奈良県生まれ。大阪大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学、東京大学)。慶應義塾大学経済学部専任講師、准教授、財務省財務総合政策研究所主任研究官などを経て、慶應義塾大学経済学部教授。税制調査会委員、社会保障制度改革推進会議委員、財政制度等審議会委員などを兼務。著書に、『地方債改革の経済学』(日本経済新聞出版社、第50回日経・経済図書文化賞受賞、第29回サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Francis
12
財政学の入門書。著者の土居先生は政府の審議会の委員を務め、東洋経済オンラインに連載もされています。国と地方の財政、税制について分かりやすく解説。例えば所得税の所得控除と税額控除はどちらが望ましいか、金融所得はなぜ分離課税になっているのか。消費税が必要な理由、などです。財政赤字についても警鐘を鳴らしておられます。財政赤字は気にする必要はない、借金すなわち国債を発行すれば良いのだ、と言う言説が飛び交っていますが、それが本当なのかどうか、この本のような専門家の書かれた教科書を読んで確かめてからにしてくださいね。2025/08/30
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