出版社内容情報
「高齢者の財産管理の高度化」という社会問題を解決し、金融包摂を実現するための手法を信託制度の新しい活用可能性の中に見出す。
目次
1 問題提起(信託制度のグローバルな展開と我が国の課題 本研究ユニットの問題提起)
2 信託のグローバルな展開(福祉型信託の日本での浸透状況;事業にかかる任意後見制度;台湾における個人信託および家族信託の発展)
3 我が国の金融機関の課題(金融機関におけるSDGsのこれまでと今後 国内外におけるサステナブルファイナンスの最新動向;障害者権利条約の概要と信託銀行としての課題;認知症バリアフリー宣言)
4 商品・サービスの提供(高齢社会における社会課題の解決に向けた「信託」活用の方向性;金融機関における判断能力の低下した高齢者や成年後見人への対応;住まいについての超高齢社会における信託の活用可能性;一般社団法人安心サポートの取組みと銀行グループによる成年後見業務について;信託を活用した身上保護・財産管理)
5 実践(民事信託と任意後見の連携に関する考察;地方都市における市民と連携した成年後見制度利用促進への取組み;民事信託と金融取引)
著者等紹介
新井誠[アライマコト]
中央大学研究開発機構教授
八谷博喜[ハチヤヒロキ]
三井住友信託銀行専門理事、中央大学研究開発機構教授
吉野誠[ヨシノマコト]
三井住友信託銀行プライベートバンキング企画推進部審議役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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