出版社内容情報
模擬裁判・評議の会話分析によって、評議を可視化し、「裁判官と裁判員の協働」に向けてより良い評議メソッドの提言を目指す。
内容説明
「裁判員と裁判官の実質的協働」に向けて徹底した評議の会話分析から評議デザインのありかたと方法を追求する。
目次
第1部 裁判員裁判の評議研究の必要性と会話分析的手法の意義(裁判員裁判における評議研究の必要性・重要性;評議の会話を研究する意義 ほか)
第2部 裁判員と裁判官の対等な関係性とはどのようなものか(裁判官の質問の宛先と裁判員の答え方;「教室型コミュニケーション」はどのように生まれるのか ほか)
第3部 裁判員と裁判官の意見の交流はどのように行われているか(裁判員と裁判官のディスコミュニケーション;裁判員と裁判官は議論の枠組みをどのように捉えているのか ほか)
第4部 国民の「健全な常識」とは何か(裁判員は何者として意見を述べるか;裁判員は常識モデルをいつどのように使うか)
第5部 心理学・裁判実務・刑事法学からみた評議の会話分析研究(心理学からみた評議の会話分析研究;裁判実務からみた評議の会話分析研究 ほか)
著者等紹介
森本郁代[モリモトイクヨ]
関西学院大学法学部教授。大阪大学大学院言語文化研究科博士課程単位取得退学。博士(言語文化学)
北村隆憲[キタムラタカノリ]
東海大学法学部教授。東京都立大学大学院社会科学研究科基礎法学専攻博士課程単位取得退学
小宮友根[コミネトモネ]
東北学院大学経済学部准教授。東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了。博士(社会学)
三島聡[ミシマサトシ]
大阪公立大学法学部教授。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)
サトウタツヤ[サトウタツヤ]
立命館大学総合心理学部教授。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。博士(文学、東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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