出版社内容情報
ロジカルシンキングを法律を整理して理解するツールとして解説。新たに、事例の図式化の方法、答案構成・作成の方法も加わる!
内容説明
図表で整理されていると理解できた気になるが、自分では再現できない。「類推解釈・拡大解釈」、「及び・並びに」や「又は・若しくは」の違いを、正確に説明できない。それは勉強方法が間違っているからです。「ロジカルシンキング」で、すっきりしましょう。ロジカルシンキング(Logical Thinking)とは、「論理的に考える」ということ。法律を整理して理解するツールとして非常に有用な思考方法です。(1)これから法律を学ぶ人は、法律を体系化・整理して学ぶことができ、効率よく学習することができます。(2)一通り法律を学習した人は、法律学の理解を深め、知識を定着させることができるようになります。旧司法試験の過去問を使用して、事例を図式化する方法、答案構成の方法、答案作成の方法を丁寧に解説する章を新設!
目次
序章 なぜ法律をロジカルシンキングの視点からみるのか―法律学におけるロジカルシンキング
第1章 論理的思考方法と説明方法―ロジカルシンキング総論
第2章 論理的思考と図表作成の方法―狭義のロジカルシンキング
第3章 法律学におけるロジカルシンキング―MECE・法的三段論法・リーガルマインド
第4章 民法・私法の基本原則と民法典の体系―民法の全体構造
第5章 時系列に基づく民法の体系―民法各論
第6章 法律の構造と条文の読み方―条文の形式的な意味
第7章 条文解釈の方法―規範の実質的内容の検討
第8章 法的文章の作成方法―ロジカルプレゼンテーション
第9章 ロジカルシンキングに基づく答案作成―事例の図式化と答案構成・作成の手法
著者等紹介
金井高志[カナイタカシ]
1981年東京都立両国高等学校卒業。1985年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1987年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了(民事法学専攻LLM)。1989年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1992年アメリカ・コーネル大学ロースクール修士課程修了(LLM)。1993年イギリス・ロンドン大学(クイーン・メアリー・カレッジ)大学院修士課程修了(商事・企業法専攻LLM)。現在、フランテック法律事務所代表弁護士。武蔵野大学大学院法学研究科教授。武蔵野大学法学部法律学科教授。慶應義塾大学大学院法務研究科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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