出版社内容情報
家族法、訴訟法、医療における法と倫理、成年後見――ドイツ私法学の泰斗の豊穣な学風が反映された講演・論稿を集成。
目次
第1部 家族法(ドイツ家族法の基本原理;ドイツ扶養法の根拠;ヨーロッパの視点における離婚後扶養の根拠;私法および社会性における血族間の経済的連帯;承認原則と指名権)
第2部 訴訟法(裁判官に対する権利保護:手続基本権侵害の場合の民事訴訟における法的救済;手続的基本権と労働裁判所の訴訟手続における上訴制度;付託義務違反に対する権利保護)
第3部 倫理、法と医療(ホスピス・緩和医療の法的枠組み;現代医療における倫理、法および政策;自らの死への法)
第4部 成年後見法(高齢者のオートノミー;自分のことは自分で決める:法定成年後見制度に代わるものとしての「事前配慮代理権」(Vorsorgevollmacht)
支援および成年者保護
グローバルな視野からみた成年後見法の最近の趨勢
“ドイツ”世話法に関する学際ワーキンググループ最終報告書
成年後見と自立:敵か味方か?)
著者等紹介
リップ,フォルカー[リップ,フォルカー] [Lipp,Volker]
1962年生まれ。1994年法学博士号取得。2000年よりゲッティンゲン大学法学部教授。ドイツ倫理委員会(Deutscher Ethikrat)代表
新井誠[アライマコト]
1973年、慶應義塾大学法学部卒業。1979年、ミュンヘン大学法学博士。2006年、フンボルト賞受賞。現在、中央大学法学部教授・筑波大学名誉教授・日本成年後見法学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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