出版社内容情報
Gillian Thomas著、because of sex : One Law
内容説明
1964年、アメリカで成立した公民権法で初めて雇用における「性を理由とする」差別が禁止された。しかし法の制定はその後50年の闘いの出発点にすぎない。働く女性に対して懐疑的な時代と社会のなか、権利を求めて闘った女性たちの“10の物語”。
目次
第1章 女性と子どもは最後に―フィリップス事件1971年
第2章 刑務所の壁を突き破れ―ドサード事件1977年
第3章 (より)長生きして幸せに―マンハート事件1978年
第4章 敵対的な環境―ビンソン事件1986年
第5章 「床」であって「天井」ではない―カルフェド事件1987年
第6章 女性パートナーへの道―プライス・ウォーターハウス事件1989年
第7章 妊娠する可能性のある方は―ジョンソン・コントロールズ事件1991年
第8章 サンドラ・デイ・オコナー判事に言ってやる―ハリス事件1993年
第9章 通報者を撃つな―バーリントン・ノーザン事件2006年
第10章 安全な配達、安全な出産―ヤング事件2015年
著者等紹介
トーマス,ジリアン[トーマス,ジリアン] [Thomas,Gillian]
アメリカ自由人権協会(ACLU)「女性の権利プロジェクト」シニア・スタッフ弁護士。イエール大学およびミシガン大学ロースクール卒業。多くの性差別訴訟を手がけるほか、ニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズ、ワシントン・ポスト、アトランティックなどの新聞・雑誌に記事を執筆
中窪裕也[ナカクボヒロヤ]
一橋大学大学院法学研究科教授。東京大学法学部卒業、ハーバード・ロースクールLL.M.課程修了。日本労働法学会代表理事(2019年度~)。専攻は労働法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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