出版社内容情報
米国連邦裁判所における予備的差止命令と仮制止命令の発令手続を概観し、日本の仮の地位を定める仮処分への示唆を検討する労作。
目次
第１編 アメリカにおけるインジャンクション（連邦裁判所における予備的差止命令と仮制止命令の発令手続；連邦裁判所における予備的差止命令及び仮制止命令の特徴―差止命令の歴史、発令要件の相関関係と審査基準、連邦最高裁事例の検討）
第２編 インジャンクションと仮の地位を定める仮処分（アメリカ連邦裁判所における中間的差止命令とわが国の仮の地位を定める仮処分―両制度の比較、被保全権利の構成及び審理の在り方を中心として；仮の地位を定める仮処分における保全の必要性の審理について―アメリカ中間的差止命令の発令要件の相関関係と審査基準からの示唆）
第３編 商事仮処分（会社関係の保全事件の現状と課題―民事手続法の視点から；株式会社の取締役に対する違法行為差止めの仮処分―「当該株式会社に回復することができない損害が生ずるおそれがあるとき」の審理の在り方を中心に；株主名簿閲覧謄写請求に関する仮処分命令―手続法的視点から）
著者等紹介
吉垣実［ヨシガキミノル］
１９６５年生まれ。愛知大学法学部教授。東海大学大学院法学研究科博士課程後期修了。博士（法学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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