出版社内容情報
2016年4月に逝去された宮崎繁樹先生(明治大学名誉教授)を追悼して刊行する、現代国際法の直面する様々な課題に挑む論文集。
目次
第1部 人権・人道(国連を中心とする国際人権保障;日本における国際人権法の適用;地域的人権保障;武力紛争・被害者補償)
第2部 核軍縮・安全保障(核軍縮交渉義務;核兵器禁止条約の非締約国に対する影響―核兵器使用の禁止を中心に;伝統的国際法における在外自国民保護のための武力行使の機能―「意思または能力の欠如」要件の含意;核兵器禁止条約(TPNW)第6条および第7条の検討)
第3部 国際経済・環境(国際環境法における義務と共同体利益(Community Interest)
グローバル・サプライ・チェーン下におけるFTA特恵原産地規則の課題
国際経済法における社会条項(労働条項)―貿易自由化と人権保障)
第4部 国際裁判・国際機構(国際裁判におけるnon liquetの宣言禁止の許容性をめぐる論議―Lauterpacht、StoneおよびFitzmaurice論争の核心点;能力構築と国連)
第5部 特別寄稿(人権教育啓発推進センターにおける宮崎繁樹先生のご貢献)
著者等紹介
平覚[タイラサトル]
大阪市立大学名誉教授
梅田徹[ウメダトオル]
麗澤大学教授
濱田太郎[ハマダタロウ]
近畿大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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