出版社内容情報
公序よりも合意を重視し、従来の規範構造を逆転させたフランスの2016-17年労働法改革。その分析を通して労働法の意義を問う。
目次
序章 フランス労働法改革への注目
第1章 改革の始まり―2016年エル・コームリ法
第2章 公序の失墜―デロゲーションから補充性原理へ
第3章 団体交渉システムの改革
第4章 集団的成果協定
第5章 社会経済委員会の設置
第6章 労働契約法の改革―労働関係の「確実化」
終章 規範の逆転の向こうに
著者等紹介
野田進[ノダススム]
1950年福岡県生まれ。1974年神戸大学法学部卒業、会社勤務の後、1981年東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程単位修得退学。同年大阪大学助教授を経て、1992年九州大学大学院法学研究院教授。その後、九州大学法科大学院院長、九州大学副学長に就任の後、2016年九州大学を定年退職。現在、九州大学名誉教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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