ERCJ選書<br> 気骨―ある刑事裁判官の足跡

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ERCJ選書
気骨―ある刑事裁判官の足跡

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535522046
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

「司法の独立」、「裁判官の良心」を貫き、刑事裁判を生き抜いた気骨の裁判官が司法の真髄とは何かを問いかける。

はじめに
第一章 プロローグ――網田さんと筆者との出会い
第二章 生い立ちから司法修習生となるまで
一 私の生い立ちと祖父、父のこと
二 筆者の経歴
第三章 筆者が知るまでの網田さんの主要な経歴
一 網田さんの経歴のあらまし
二 網田さんの生い立ち
三 筆者が知るまでの網田裁判官の経歴
四 網田さんの任官後の経歴の概略について
五 戦前の網田さん
六 戦後――日本国憲法施行まで
第四章 司法修習生時代の筆者と網田さん
一 網田さんと筆者との出会い
二 大阪地裁裁判長時代(第一次)の網田さんと司法修習生時代の筆者
第五章 判事補時代を中心とした裁判官生活――釧路地家裁勤務まで
一 筆者の大阪地裁初任時代
二 初の無罪判決
三 筆者の肺結核罹患から神戸地家裁への転勤まで
四 判事補の転勤問題と筆者の神戸地家裁転勤
五 筆者の神戸地裁時代
六 筆者の堺支部勤務時代
七 筆者の釧路地家裁時代
第六章 釧路地裁から大阪地裁へ――網田裁判長の部の陪席へ
一 大阪地裁へ
二 網田裁判長のもとで陪席裁判官となる
三 思い出の事件若干
四 網田さんの退官事情
五 「日本の裁判」と題する講演問題
第七章 単独事件部裁判官から司法研修所教官へ
一 単独事件担当
二 司法研修所
第八章 三度目の大阪地裁勤務
一 令状部に短期間在籍
二 大阪地裁合議部へ――いわゆる学生事件の審理
三 筆者に対する忌避申立事件
第九章 大阪高裁刑事部へ 
一 長期未済事件の処理
二 大阪高裁総括裁判官(裁判長)へ
三 大阪高裁第五刑事部時代点描
四 定年間際に発表した二つの論文について
第十章 裁判官懇話会
一 裁判官懇話会の発足
二 その後の裁判官懇話会
三 私の思い出から
四 裁判官懇話会の経過と反省
第十一章 弁護士としての網田さんと筆者
一 弁護士としての網田さん
二 弁護士としての筆者
第十二章  余論
一 陪審裁判を復活する会と裁判所主導の捜査に
二 裁判員裁判
三 刑事裁判官の醍醐味と刑事弁護士としての経験
四 妻のこと
五 大阪弁護士会九条の会
六 林業への思い
あとがき

石松竹雄[イシマツ タケオ]
元裁判官、弁護士

内容説明

刑事裁判の本質は何か、刑事裁判官はいかにあるべきか。「刑事被告人の利益をいかに守るか」、「人権侵害に抵抗すること」を貫いた自らの刑事裁判官としての足跡を、師と仰ぐ先輩裁判官の生き様と重ねながら語り継ぐ。

目次

プロローグ 網田さんと筆者との出会い
生い立ちから司法修習生となるまで
筆者が知るまでの網田さんの主要な経歴
司法修習生時代の筆者と網田さん
判事補時代を中心とした裁判官生活―釧路地家裁勤務まで
釧路地裁から大阪地裁へ―網田裁判長の部の陪席へ
単独事件部裁判官から司法研修所教官へ
三度目の大阪地裁勤務
大阪高裁刑事部へ
裁判官懇話会
弁護士としての網田さんと筆者
余論

著者等紹介

石松竹雄[イシマツタケオ]
1937年4月大分県立中津中学校入学、1941年3月同校四年修了、同年4月第五高等学校入学、1943年9月同校卒業、同年10月東京帝国大学法学部入学。1946年9月同学部卒業、1947年12月高等試験司法科試験合格、1948年3月司法修習生(2期)。1950年4月大阪地裁判事補、1953年4月神戸地裁判事補、1957年1月大阪地家裁堺支部判事補、1960年4月釧路地家裁判事、1962年3月大阪地裁判事、1965年4月司法研修所教官、1969年4月大阪地裁判事、1974年4月大阪高裁判事、1990年3月定年退官

安原浩[ヤスハラヒロシ]
兵庫県生まれ。1966年東京大学法学部卒業、20期司法修習生。広島地裁判事補を皮切りに、各地の裁判所に勤務(主として刑事裁判担当)。1981年から1985年にかけて大阪高裁で石松コートの左陪席、1993年神戸地裁姫路支部で部総括判事、2005年広島高裁岡山支部長、2007年松山家裁所長、2008年6月定年退官。同年11月弁護士登録(兵庫県弁護士会)。日本刑法学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おやぶたんぐ

2
大変残念なことではあるが、著者の遺作となってしまった。人格、識見、能力のいずれにおいても著者には遠く及ばず、また、裁判員裁判に対する見方等、全ての考えが著者と一致するわけでもない。しかし、まさに硬骨と呼ぶにふさわしい生き方をした刑事裁判官がいたということを、自分はそのような生き方が到底できないのだとしても、覚えておきたいと思う。2018/10/16

jun

0
僭越ながら、自分の生き様と似ている点が多いなと思った。なし得たことは違いすぎるけど…2016/10/11

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