出版社内容情報
近時のイギリスの司法制度改革で重視された「司法のアカウンタビリティの確保」の経緯の探究を通じ、その普遍的重要性を解明する。
はしがき
本書の構成
第1部 司法改革の必要性とその内容??司法の独立性とアカウンタビリティの論点
はじめに
一 司法の独立性と改革の背景
二 裁判官の独立性強化-非常勤裁判官への対応と裁判官の権力融合性の排除
三 裁判官任命過程と大法官府の改革
四 最高レベルの裁判所の改革
おわりに
第2部 ブレア政権による司法改革提案と2005年憲法改革法
はじめに
一 大法官職の廃止提案
二 最高裁判所の設置提案
三 裁判官選考委員会の設置提案
四 改革の限界と課題
おわりに
第3部 2005年憲法改革法制定後の変化と2013年刑罰及び裁判所法
はじめに
一 2005年以降の司法にかかわる変化
二 裁判官任命に関する権限の移行と手続の改革提案
三 裁判官選考委員会の構成と手続の現実
四 裁判官の多様性の現状とその促進策
五 大法官職の再改革論議と司法の独立性の擁護
おわりに
第?部 2007年の審判所制度改革と「行政的正義」
はじめに
一 ブレア政権の審判所制度改革
二 審判所の司法化とその手続--審判所の誕生と死滅?
三 「行政的正義」の構造転換
おわりに
本書のまとめ
【著者紹介】
南山大学法科大学院教授
目次
第1部 司法改革の必要性とその内容―司法の独立性とアカウンタビリティの論点(司法の独立性と改革の背景;裁判官の独立性強化―非常勤裁判官への対応と裁判官の権力融合性の排除;裁判官任命過程と大法官府の改革;最高レベルの裁判所の改革)
第2部 ブレア政権による司法改革提案と2005年憲法改革法(大法官職の廃止提案;最高裁判所の設置提案;裁判官選考委員会の設置提案;改革の限界と課題)
第3部 2005年憲法改革法制定後の変化と2013年犯罪及び裁判所法(2005年以降の司法にかかわる変化;裁判官任命に関する権限の移行と手続の改革提案;裁判官選考委員会の構成と手続の実際;裁判官の多様性の現状とその促進策;大法官職の再改革論議と司法の独立性の擁護)
第4部 2007年の審判所制度改革と「行政的正義」(ブレア政権の審判所制度改革;審判所の司法化とその手続―審判所誕生と死滅?;「行政的正義」の構造転換)
著者等紹介
榊原秀訓[サカキバラヒデノリ]
1959年静岡県生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。その後、名古屋大学法学部助手、鹿児島大学法文学部助教授、名古屋経済大学法学部助教授、同教授を経て、南山大学法学部教授。現在、同大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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