中国「人権」考―歴史と当代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 362p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535518896
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C3036

内容説明

清末からの「救亡図存」を核とする人権論の「中国化」を解明し、当代における「人権」と「国権」の相克のなかでの「個人」の勃興を透視する。近現代の中国の人権と人権論の構造と特質を緻密な分析で鮮やかに浮き彫りにした書。

目次

第1部 歴史と人権―人権論の中国化(歴史における人権の概観;概説:「群」優先の論理;梁啓超の権利・自由論:救国的人権論;孫文の「群体」主義)
第2部 歴史から当代へ(人権論の毛沢東化:人権の沈潜;人権論の脱毛沢東化:人権の浮上)
第3部 当代と人権―個人の人権保障上の諸問題(当代における人権の概観;「人権」、「私有財産権」等の憲法規定化;憲法保障 ほか)
あとがき―「個人」の勃興と「国家」、「群」

著者等紹介

土屋英雄[ツチヤヒデオ]
福岡県出身。神戸大学大学院教授を経て、筑波大学大学院教授。弁護士(東京弁護士会)。これまで、中国・北京日本学研究中心(センター)、豪州・クィーンズランド大学ロースクール、米国・コロンビア大学ロースクール、スイス・ジュネーブ大学複合学部において客員教員、客員研究員。つくば市公設オンブズマン(独任制。2006年4月~2010年3月、2期満了)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。