内容説明
名判決の影に、裁く人格。大岡越前守の「判決」を現代法で読み解いてみると…たのしくも奥深い法と裁きの噺。
目次
第1部 大岡越前守概説(「大岡政談」の成り立ち;日本人の心に浸透している「大岡裁き」;「大岡政談」の時代背景;第2部に向けて)
第2部 大岡政談の当世裁き(自力救済禁止と差押禁止財産;正直者の頭に神宿る;救貧対策(虚偽・欺罔)
発掘捏造
ヤミ金融・高利貸し
ケチの顛末
相隣関係(日照阻害ほか)
不当な要求
謎解き遺言
苛酷な法令刑罰と裁判官の「嘘」)
著者等紹介
岸本雄次郎[キシモトユウジロウ]
立命館大学客員教授。1985年、早稲田大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。法学博士(筑波大学)。ルクセンブルク住友信託銀行(副社長)、シティバンク(コンプライアンス・ディレクター)等を経て、現在、スイス系金融コンサルティング会社(NTC Planning Corporation)顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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