出版社内容情報
意図的に作られた二大政党制による現実政治の失敗。その証左である逆転国会を再評価し、あるべき議会政治の姿を探る!
内容説明
意図的に作られた二大政党制による現実政治の失敗。逆転国会を再評価しあるべき議会政治の姿を探る。
目次
日本型議院内閣制―議会政の意味
政党の変容と議会制民主主義
小選挙区比例代表並立制の憲法問題
選挙権における「二元説」の意義
選挙権の平等と選挙訴訟
国民代表における自由委任の現代議会制的意義
日本国憲法における第二院の役割―参議院の憲法的価値としての論拠
首相の衆議院解散権への司法統制可能性―小泉内閣による「郵政解散」の憲法問題
プレビシットとしての首相の議会解散権―二〇〇五年シュレイダー政権によるドイツ連邦議会解散を契機に
政府の立法権関与の問題性―ドイツ連邦大統領の法律審査権を事例として
企業献金禁止の法理
政治資金規正法の構造的欠陥
逆転国会への視座
あるべき議会政治を求めて
著者等紹介
加藤一彦[カトウカズヒコ]
1959年4月東京生まれ。1982年3月獨協大学法学部卒業。1988年3月明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。現在、東京経済大学現代法学部教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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