出版社内容情報
山田教授の主要業績である損害賠償法の分野で、総論的問題、家族・医療、不法行為、契約のテーマで寄せられた25編の論文を収録。
内容説明
損害賠償法に関わる重要論点に焦点を当てた、最新の研究成果を収録。古典的問題から現代的問題に至るまで、損害賠償の法理と実務の問題を多角的に検討し、今後、議論すべき課題を展望する。
目次
第1部 総論的諸問題(胎児の法的地位と逮害賠償請求―近時の最高裁判決を機縁として;近親者の慰謝料請求に関する一考察 ほか)
第2部 家族・医療(不貞行為の相手方に対する慰謝料請求;不貞行為の相手方の不法行為責任 ほか)
第3部 個別の不法行為(「意見・論評による名誉毀損」の諸類型と免責事由;アスベスト被害救済と因果関係の認定 ほか)
第4部 契約と損害賠償法(損害賠償額の予定・違約金条項をめぐる特別法上の規制と民法法理;「損害賠償額の予定」ルールと非良心性の法理 ほか)