内容説明
日本法は社会に何をもたらしたのか?実際の法の解釈・運用、判例を素材とした日本で初めてのテキスト。法と経済学は法的紛争の処理に使うことが可能な道具である。
目次
序章 「法と経済学」のすすめ
第1章 金利に対する政府介入はどうあるべきか―契約法の経済分析の基礎
第2章 解雇規制は誰を保護するのか―完備契約と不完備契約
第3章 河川の流水はどのように配分すべきか―所有権法の理論
第4章 構造計算偽造事件の損失は誰が負うべきか―損害賠償法の経済分析
第5章 担保不動産からの債権回収はなぜ進まないのか―担保執行法の経済分析
第6章 犯罪抑止にとって刑罰とは何か―刑法の経済分析
第7章 企業規律に責任を持つのは誰か―会社法の経済分析
第8章 知的財産は有体物と何が違うのか―独占権付与の経済分析
第9章 価格戦略は「反競争」的か―独占禁止法の経済分析
第10章 環境を守ることとは何か―環境法の原理
著者等紹介
福井秀夫[フクイヒデオ]
1981年東京大学法学部卒業。建設省に入省。1996年法政大学社会学部教授、2000年ミネソタ大学客員研究員などを経て、2001年より政策研究大学院大学教授。京都大学博士(工学)。専門は行政法、法と経済学。著書:『都市再生の法と経済学』(信山社、2001年、日本地域学会賞・日本不動産学会賞受賞)、『競売の法と経済学』(共編著、信山社、2001年、都市住宅学会賞・日本不動産学会賞・日本地域学会賞受賞)、『官の詭弁学』(日本経済新聞社、2004年、日本不動産学会賞・日本地域学会賞受賞)、『新行政事件訴訟法』(共著、新日本法規、2004年、都市住宅学会賞受賞)、『司法政策の法と経済学』(日本評論社、2006年、日本不動産学会賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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