成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書
差別禁止法の新展開―ダイヴァーシティの実現を目指して

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  • サイズ A5判/ページ数 311p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535515109
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C3032

内容説明

年齢・障害・性的指向等の「理由」、採用・住宅入居等の「局面」、間接差別等の「形態」において、理念なく拡大を続ける差別概念。このままでは、差別禁止法は混沌の中に埋没していくのではないか?日米比較をベースにした多角的な考察と提言。

目次

第1部 序論―本書のストーリー
第2部 総論―問題の整理と新しいアプローチ(差別はなぜ禁じられなければならないのか;アメリカは何をしてきたか;経済学からのアプローチ;心理学からのアプローチ;哲学からのアプローチ;人事管理からのアプローチ)
第3部 各論―日米比較を中心に(年齢差別;障害者差別;性的指向に基づく差別―雇用の局面を中心に;美貌・容姿・服装・体型―「見た目」に基づく差別;雇用における男女差別―日本における雇用差別禁止法の現状と課題;社会保障における男女差別)
第4部 企業の現場から―多様性が生み出すパワー、最先端の実例(ベネッセコーポレーションの仕事と生活の両立支援策;資生堂の目指す男女共同参画―社員と会社が共に成長できるワーク・ライフ・バランスへの取組み;横河電機グループの障害者雇用)
第5部 終論―新展開の方向性

著者等紹介

森戸英幸[モリトヒデユキ]
上智大学法科大学院・法学部教授。弁護士(幸橋法律事務所、東京弁護士会)。東京都労働委員会公益委員。厚生労働省「企業年金研究会」座長。専門は労働法、企業年金、社会保障法

水町勇一郎[ミズマチユウイチロウ]
東京大学社会科学研究所准教授。専門は労働法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Special77

1
ある属性に属する人を、どのように扱うことが差別になるのかを、具体例を多く挙げつつ説明している。どのように扱うことが、なぜ差別であるかを知ることによって、日本において当たり前のことであるとされることが差別であったりする(定年制など)ことに気づかされ、新たな発見を得る。社会保障の分野においては、女性だけでなく男性に対する不利益を扱っており新たな発見がある一方、やはり2008年の本であり内容が古くなっている(父子家庭の扱いなど)ので、また新しく本を出版することを希望したい。2015/11/22

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