目次
課題設定と本書の構成
第1篇 事実観の史的展開―その理論と実践との交錯(前提的考察―本篇の課題;第一期―「全人格的判断」と「公正な裁判」;第二期―「実体的合理性」と「構造的誤判原因」;第三期―「適正な事実誤認」と「事実観」)
第2篇 事実観の理論的考察―二項対立的事実観から規範的・構成的事実観への転換(事実認定の当事者主義的構成―イギリスの応訴不要の申立を手掛かりとして;刑事訴訟における事実観)
第3篇 事実観の理論的展開―誤判論、状況証拠論、権利としての公正な事実認定(誤判の本質とその現象形態;状況証拠による事実認定と事実観;権利としての公正な事実誤認とその理論的基礎)
第4篇 刑事訴訟の法構造・法現象分析の方法論(前提的考察;「二つのモデル」と「ロー・イン・アクション」―H.L.パッカーの問題提起 ほか)
規範的・構成的事実観の展望
著者等紹介
豊崎七絵[トヨサキナナエ]
1971年新潟県生まれ。1994年東北大学法学部卒業。1996年東北大学大学院法学研究科博士課程前期(修士課程)修了。同年東北大学法学部助手。2002年龍谷大学法学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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