内容説明
患者や被験者の個人情報保護のあり方とは?医学の進歩という「公益」が従うべきルールを多角的に考究する。
目次
なぜいま「人体由来の個人情報」が問題なのか
第1部 医療における個人情報(医療現場における診療情報とその管理;医療者と患者の間の医療情報;地域がん登録からみた個人情報)
第2部 医学研究における個人情報(ポストシークエンス時代の医学研究と医療情報;医学研究における個人情報保護;個人情報の研究利用―人体理解の一形態としてのゲノム研究は個人情報で成り立つ;研究対象者保護立法の意義と展望―「研究対象者保護法要綱試案」における人情報研究の扱いについて)
第3部 資源化される個人情報(人由来物質と個人医療情報;個人情報と産業;科学技術政策と個人情報)
ゲノム時代の遺伝研究と個人情報保護
著者等紹介
宇都木伸[ウツギシン]
東海大学法科大学院教授
菅野純夫[スガノスミオ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻教授
米本昌平[ヨネモトショウヘイ]
科学技術文明研究所所長
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