内容説明
本書は、再審の停滞、逆流の状況の中で、この事態を打開し再審の誤判救済機能の活性化をめざして、この一〇数年の間に執筆した論文を体系的に配列して収録したものである。
目次
第1章 刑事再審の問題状況(刑事再審の状況と総合評価;再審請求事件の問題状況 ほか)
第2章 再審請求棄却決定の論理と問題点(再審請求棄却決定の論理;山本老事件・再審請求棄却決定批判 ほか)
第3章 刑事再審と証拠構造論(証拠構造論の展開過程;最高裁・名張決定と証拠構造論 ほか)
第4章 事実認定と証拠構造論の展開(事実認定論の課題;事実認定と証拠構造論)
著者等紹介
川崎英明[カワサキヒデアキ]
1951年3月16日長崎県に生まれる。1973年3月大阪大学法学部卒業。1979年4月島根大学法文学部専任講師(同助教授・教授を経て)。1994年4月東北大学法学部教授。現在、関西学院大学法学部教授
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