内容説明
中国は、外国資本を「社会主義市場経済」にどう組み込もうとしているか？法制度の精緻な考察からその実態に迫る、研究者、企業人必読の貴重な研究。
目次
第１章 合弁有限会社をめぐる契約性と社団性との対抗関係（合弁有限会社に関する諸法とその特徴；合弁有限会社における契約性と社団性；合弁有限会社における契約性と社団性との対抗関係）
第２章 合弁株式会社に関する関連法規の強行法規性と当事者の契約自由の問題（合弁企業の会社形態の変化および合弁株式会社の特質；合弁株式会社に関する法規の強行法規性；発起人契約の機能 ほか）
第３章 合弁持株会社をめぐる親子会社関係および親会社の支配責任問題（外資持株会社に関する諸法とその特徴；外資持株会社をめぐる関連法規；合弁持株会社と親子会社関係および親子会社間の利益相反 ほか）
著者等紹介
劉志強［リュウシキョウ］
中国国籍、日本永住。中国で国立アモイ大学法学部・広播電視大学中文学部・北京経済通信大学、法学・中国語学・経済学専攻修了。日本で龍谷大学法学研究科博士前期・後期課程修了。法学博士。中国で地方検察署検事９年、外資系企業法務課長３年を歴任。現在、龍谷大学に勤務、阪南大学非常勤講師（会社法、有価証券法と手形・小切手法担当）
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