内容説明
本書は、著者が一九九〇年から二〇〇二年までの間に書いてきた一三編の論文に加筆、修正、補注を施して、人権、主権、そして平和という三つの柱立ての下にまとめたものである。
目次
第1部 人権論の再構成(基本的人権としての生命権;生命権と死刑制度;生存権と福祉国家 ほか)
第2部 主権論の変容と現代的意味(国家主権と国民主権;国民主権と象徴天皇制―天皇の代替わりに関連して;地方自治と分権デモクラシー ほか)
第3部 平和主義の課題(平和主義の現況と展望;「安全保障」論のパラダイム転換―「国家の安全保障」から「人間の安全保障」へ;平和憲法と「人道的介入」論 ほか)