内容説明
本書は、30人の家裁調査官が、その思い出の中から最も印象に残る「その後の物語」を、手記の形で語ったものである。
目次
「一会一期」のこと(原口幹雄)
となりの拓ちゃん―ある子の引渡事件(梅森昌行)
パリに育つ黒い眼の子どもたち―国際養子縁組事件のその後(遠藤富士子)
少年院からの手紙(本郷栄子)
思い出すままに(奥宗隆)
家裁に来た青年(前田多実)
ある面接交渉の思い出(熊野克彦)
どこか心のかたすみに(佐藤俊昭)
藁の上からの養子―義母、実母、二人の母との出会い(中村昭代)
ほんとうの卒業式(菊山正史)〔ほか〕
著者等紹介
山田博[ヤマダヒロシ]
1932年神奈川県に出生。1955年名古屋大学法学部卒業。1963年裁判官となり、大阪、札幌、東京の各裁判所、最高裁事務総局家庭局、最高裁家庭裁判所調査官研修所に勤務し、最高裁家庭裁判所調査官研修所長、最高裁事務総局家庭局長、京都家庭裁判所長、浦和家庭裁判所長を経て退官。1997年日本大学教授(~2002年)。現在、弁護士、社団法人家庭問題情報センター理事長
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