内容説明
本書は、盗聴法の基本的な問題性についての共通の認識の上に立って、憲法学および刑事訴訟法学の立場から、改めて盗聴法を総合的に検討しようとするものである。
目次
第1部 盗聴法と市民的自由(いま市民的自由を語る意味―通信傍受(盗聴)法を考える
現代治安政策と盗聴法―盗聴立法過程の特異性とその背景)
第2部 盗聴法の批判的考察(通信の秘密・プライバシーと盗聴法;盗聴立法とメディア―ジャーナリズムの視点から見た通信傍受法 ほか)
第3部 コンメンタール・盗聴法(総則(第1条~第2条)
通信傍受の要件及び実施の手続(第3条~第18条) ほか)
第4部 盗聴立法をめぐる国際的動向(アメリカ;イギリス ほか)
第5部 資料(最高裁判所規則―犯罪捜査のための通信傍受に関する規則;国家公安委員会規則―通信傍受規則 ほか)
著者等紹介
奥平康弘[オクダイラヤスヒロ]
憲法研究者
小田中聡樹[オダナカトシキ]
専修大学法学部教授
右崎正博[ウサキマサヒロ]
独協大学法学部教授
川崎英明[カワサキヒデアキ]
関西学院大学法学部教授
田島泰彦[タジマヤスヒコ]
上智大学文学部教授
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