内容説明
本書はあらゆる視点から日本の刑事司法の改革を提言する。
目次
第1部 市民参加と誤判救済(体験的誤判原因論―刑事司法の担い手とシステムに着目して;虚偽自白の虚偽性がなぜ見抜かれないのか―もう一つの心理学のために;冤罪者に対する賠償の法理;自白偏重から脱却するために ほか)
第2部 刑事司法と事実認定(実況見分調書問題と市民のための刑事司法;接見交通権の保障と信書の発受の秘密性;刑訴法三二一条一項二号書面の証拠調請求の時期的限界;刑事裁判と警察 ほか)
第3部 犯罪論と被害者救済(犯罪論のあり方;名誉毀損罪における「真実性の誤信」の扱い;被害者の「自己答責性」と過失正犯;常習累犯窃盗罪における「常習性」 ほか)
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