内容説明
経済犯罪学者によるわが国初の証券取引犯罪の総合的研究。株価操作、インサイダー取引および損失補填の三大証券犯罪の摘発事件をすべて取り上げ、背景、行為者、手口、問題点、裁判結果、犯罪対策等について分かりやすく詳細に分析・検討。
目次
第1編 相場操縦罪および相場変動目的の風説流布罪(相場操縦罪および相場変動目的の風説流布罪等の行為形態;相場操縦罪および相場変動目的の風説流布罪等の法的諸問題;サンクションの種類と役割 ほか)
第2編 インサイダー取引犯罪(インサイダー取引禁止構成要件の内容と特徴;インサイダー取引禁止構成要件の保護法益;インサイダー取引の犯罪化についての各国の動き ほか)
第3編 損失補てん犯罪(損失補てんの犯罪化立法の経緯;損失補てん犯罪の行為形態と一任勘定取引の禁止;損失補てん犯罪の問題点 ほか)