内容説明
成文憲法典を持たないイギリスにおける「人権」保障のあり方を動態的に考察。
目次
序章 イギリスをどのように位置づけるか―従来の研究と本書の問題関心
第1章 「イギリス型処理方式」と「市民的自由」(『人権に関する立法―討議文書』にみる「イギリス型処理方式」;『イギリス法百科事典』にみる「市民的自由」の保護 ほか)
第2章 通信の傍受法制と「イギリス型処理方式」(「1985年法」以前の令状制度と電話盗聴;通信の傍受令状制度下の電話盗聴と法 ほか)
第3章 イギリスにおける市民的自由の保護の新展開(新たな統治構造論の展開;「ダイシー伝統」と1980年代の裁判所判決 ほか)
終章 市民的自由の保護と1998年人権法―おわりに
著者等紹介
倉持孝司[クラモチタカシ]
1952年生まれる。1982年名古屋大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得。現在、名古屋経済大学法学部教授
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