出版社内容情報
現状の課題を整理し、今後の方向性を提起する意欲的な講座。本巻では後見・扶養を中心とする重要テーマに取り組む。
内容説明
改革を求められる家族法の今後の方向性を提起する新講座。第一線に立つ研究者・実務家による原理的・総論的考察。
目次
実務から見た未成年後見の課題と展望
脆弱な人々を包摂する法制度・社会体制―「意思決定支援」型の成年後見制度のさらに先へ
成年後見制度の規律と支援
法定後見をめぐる比較法的研究―障害者権利条約12条に関する議論を中心として
任意後見制度の活性化と課題
医療行為の同意と自己決定
責任無能力者の不法行為と監督者責任
高齢者・障害者虐待と保護のあり方
私的扶養と公的扶助―貧困問題への対応
過去の扶養料請求と求償
高齢時の扶養・生活保障をめぐる負担者の変遷
無縁社会への対応―家族を前提としない支援の仕組み
著者等紹介
二宮周平[ニノミヤシュウヘイ]
立命館大学教授
床谷文雄[トコタニフミオ]
奈良大学教授・大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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