出版社内容情報
補償金時代には、人間としての闘いは影が薄くなり、補償金を得ることが闘争の目的になっていく。闘争の変質と患者の苦しみを記す。
第一部 補償金を中心に回る世界
第一章 加害者にとっての補償金――誰がどうやって払うか
第二章 被害者にとっての補償金――誰がどうやって得るか
第三章 村にとっての補償金――メダルの表が裏に、裏が表に
第二部 人間の深い物語
第四章 胎児性と小児水俣病患者たち
第五章 数奇な運命をたどって
第六章 申請患者団体の自民党支持者
第三部 お金の深い物語
第七章 利権としての水俣湾
第八章 利権としての水俣病
【著者紹介】
チッソ水俣工場第一組合元委員長
目次
第1部 補償金を中心に回る世界(加害者にとっての補償金―誰がどうやって払うか;被害者にとっての補償金―誰がどうやって得るか;村にとっての補償金―メダルの表が裏に、裏が表に)
第2部 人間の深い物語(胎児性と小児水俣病患者たち;数奇な運命をたどって;申請患者団体の自民党支持者)
第3部 お金の深い物語(利権としての水俣湾;利権としての水俣病)
著者等紹介
岡本達明[オカモトタツアキ]
1935年東京生まれ。1957年東京大学法学部卒業、新日本窒素肥料株式会社入社。1970~78年チッソ水俣工場第一組合委員長。1990年チッソ株式会社退社。編著書『聞書水俣民衆史』全5巻、草風館、1989~90年(松崎次夫と共編)(1990年度毎日出版文化賞受賞)。『水俣病の科学』日本評論社、2001年(西村肇と共著)(2001年度毎日出版文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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