出版社内容情報
工場は廃水を流し続け、奇病患者は続出した。困窮した漁民と患者家族の一揆的闘争から、工場の大争議を経て、訴訟提訴までを追う。
●第一部 奇病時代の漁民と患者家族の一揆的闘争(一九五七~六〇年)
第一章 広がる海と人間の汚染(五七~五九年)
第二章 市漁協一次闘争(五七年一月~五九年八月)
第三章 不知火海漁民の工場乱入と県漁連の闘争(五九年一〇~一二月)
第四章 患者家庭互助会の闘争(五九年一一~一二月)
第五章 市漁協二次闘争(六〇年一~一〇月)
●第二部 水俣工場の大争議(一九六二一~六七年)
第六章 工場と労働組合という舞台
第七章 大争議の始めから終わりまで
第八章 一〇年戦争へ
● 第三部 患者闘争の新段階の幕開け(一九六八~六九年)
第九章 市民会議の結成と患者家族の状況
第十章 政府の水俣病公害認定
第十一章 互助会の補償交渉と分裂、訴訟提訴
第十二章 弁護団の態勢と水俣病研究会の発足
【著者紹介】
チッソ水俣工場第一組合元委員長
目次
第1部 奇病時代の漁民と患者家族の一揆的闘争(一九五七~六〇年)(広がる海と人間の汚染(五七~五九年)
市漁協一次闘争(五七年一月~五九年八月)
不知火海漁民の工場乱入と県漁連の闘争(五九年一〇~一二月)
患者家族互助会の闘争(五九年一一~一二月)
市漁協二次闘争(六〇年一~一〇月))
第2部 水俣工場の大争議(一九六二~六七年)(工場と労働組合という舞台;大争議の始めから終わりまで;一〇年戦争へ)
第3部 患者闘争の新段階の幕開け(一九六八~六九年)(市民会議の結成と患者家族の状況;政府の水俣病公害認定;互助会の補償交渉と分裂、訴訟提訴;弁護団の態勢と水俣病研究会の発足)
著者等紹介
岡本達明[オカモトタツアキ]
1935年東京生まれ。1957年東京大学法学部卒業、新日本窒素肥料株式会社入社。1970~78年チッソ水俣工場第一組合委員長。1990年チッソ株式会社退社。編著書『聞書 水俣民衆史』全5巻、草風館、1989~90年(松崎次夫と共編)(1990年度毎日出版文化賞受賞)、『水俣病の科学』日本評論社、2001年(西村肇と共著)(2001年度毎日出版文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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