内容説明
連邦制、判例法主義などの点で日本の法制度と大きく異なるため、初学者には理解しにくいアメリカ法を、できるだけ易しく解説した絶好の入門書。本書の特色は、アメリカの「法制度」と「法文化」を総合的に描き出すことに留意して解説されていること。第4版では、新たに「法源論」を加え、「陪審制度と訴訟手続」を統合し、「連邦制と州法」および「法律家の考え方」の後半部分を近時の動向を取り入れて書き改める等、アップ・トゥ・デイトなものにした。
目次
アメリカ法研究の意味―序説に代えて
アメリカ法の法系的地位
アメリカ法の形成
アメリカ法の法文化的背景
法源論
判例法主義
司法権の優越
陪審制度と訴訟手続
連邦法と州法
法律家
法律家の考え方
アメリカ法研究の方法
著者等紹介
伊藤正己[イトウマサミ]
1943年東京帝国大学法学部卒業。1957年東京大学法学部教授。1980年最高裁判所判事。現在、東京大学名誉教授・法学博士
木下毅[キノシタツヨシ]
1971年東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。1973年ハーヴァード大学法科大学院LL.M.課程修了。北海道大学法学部教授、中央大学法学部教授等歴任。現在、弁護士(第一東京弁護士会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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