感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mentyu
3
最近法学に興味を抱きはじめた。なので母校の図書館を訪れた折に、不要図書の棚に並べられていたこの本を何の気なしに手に取り、ちょっと開いてその軽妙な文体から持ち帰ることにした。実際に読み進めてみると、法学の基礎的な思考についてしっかりとした叙述がなされていておもしろい。筆者の末弘氏もちょっと調べてみると、日本における法社会学の先駆者だったらしく、この分野の大家だったそうだ。社会学をかじった身としては、もっとこの人の著作を読んでみたいと思う。文体も重くないから、異分野の人間でもとっつきやすいし、おススメできる。2016/05/08
ロバーツ
1
学生時代以来の再読。当時も古典だった。かなり古い。2021/07/30
isuzu
0
法学入門者は全員読むべき!なんでこんな名著があることを、学生時代にどの教授も触れなかったのだろう。在学当時、法学部で感じていたすべての違和感を受けとめてくれる本。私は結局『法律学』の独特な文化についていけないまま卒業してしまったけれど、この一冊にあと10年早く出会っていたら進路が変わっていたのかも知れません。2011/02/14