出版社内容情報
新しい国際的組織犯罪に対応しきれない欧米型刑事司法システム。「人間の安全保障」をキー概念とし、あるべき国際刑事司法を展望する。
内容説明
グローバリゼーションの下での人間の安全保障と国際組織犯罪を取り上げて、これらに対する国際社会の動向に学びながら、現状と課題を多面的に検討。
目次
グローバリゼーションと人間の安全保障の登場
第1部 グローバリゼーションの展開と人間の安全保障(グローバリゼーション・人間の安全保障と日本国憲法;グローバリゼーションと国際政治(1)―権力の領域化と脱領域化
グローバリゼーションと国際政治(2)―「イスラーム」の「外部性」をめぐって
グローバリゼーションと国際法―価値絶対的国際法の出現 ほか)
第2部 人間の安全保障と国際機関(国連開発計画と人間の安全保障―人間の安全保障達成のための情報通信技術と開発の役割;人権委員会から人権理事会へ―人権委員会の活動と人権理事会創設;国際的な人の移動と人間の安全保障;国際刑事裁判所と国際犯罪処罰―「ジェノサイド罪」をめぐって ほか)
著者等紹介
大久保史郎[オオクボシロウ]
1943年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得中退。立命館大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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