内容説明
なぜ「企業人事」は失敗するのでしょう。長く企業人事に関わってきた中で、ひとつの「解」が見えてきました。失敗の原因は「考え方」だということ―この1冊で、失敗しないために大切な「考え方」がわかります。
目次
1 本当は怖い「人事の失敗」
2 人事は「やり方」の前に「考え方」
3 一番大事な「人事の軸」をどうつくるのか
4 人事ポリシーフレームで人事の軸を整理する
5 人事ポリシーの活用
6 人事部門のポリシーをつくる
著者等紹介
西尾太[ニシオフトシ]
人事コンサルタント。フォー・ノーツ株式会社代表取締役社長。「人事の学校」主宰。1965年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。いすゞ自動車労務部門、リクルート人材総合サービス部門を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)にて人事部長、クリエーターエージェンシー業務を行なうクリーク・アンド・リバー社にて人事・総務部長を歴任。これまで500社以上の制度設計・導入や1万人超の採用・昇格面接、管理職研修、階層別研修、人事担当者教育を行なう。パーソナリティとキャリア形成を可視化する適性検査「B-CAV test」を開発し、統計学に基づいた科学的なフィードバック体制を確立する。中でも「年収の多寡は影響力に比例する」という持論は好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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田舎好きひろしの本棚
感想・レビュー
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nbhd
14
人事で一番大切なことは「ポリシー」であるといい、ポリシーとは何かといえば「あんたがたは今、何を考えていて、そして、あんたがたは今、何をしたいんだよ」(サンボマスター風)!ってことをていねいに説明している本。読んでよかった。「やり方」よりも「考え方」。HRテックに振り回されず、ビジョンを明確することが大事。著者はポリシーを確立するフレームとして、19種類の選択肢を提示する。僕の計算だと、ポリシーの立て方は3億通り以上になる。そだよね、人間も多様だし、会社も多様だし、多様だから競争が生まれるわけだし。2025/04/25
こうせいパパ
9
人事の仕事の中でも範囲は様々だが、軸となる部分がぶれてはいけない。人事制度設計において大切なことを再確認することができた。2024/04/07
たくみくた
7
2冊目。過去に読んだ同じ著者の『人事制度の基本』の振り返りになった。基幹的人事制度を構築するまでは、他社で人事を経験してきた人が適しています。 土木工事、基礎工事の型はほぼ共通ですから、そこを知っている人材がよいでしょう。ただし、気をつけてほしいのは、この外部採用の成功確率は高くないことです。特に「人事部長」として採用する場合は、本当に、土木・基礎工事とその運用まで経験しているのかを慎重に判定する必要があります。その経験がない 「人事部長候補」も多くいます。採用に長けている人、教育に長けている人などです。2024/01/02
Ex libris 毒餃子
2
仕事の知識をリストラクションするために。2023/12/30
あおかつ
1
勤め先の人事に違和感を覚え、本書を手に取った。その違和感は、「やり方」ばかり更新して「考え方」が古いまま、大事な【人事ポリシー】や【求める人材像】も社員に伝えず、曖昧に評価していることだった。人事に必要なのは小手先ではなく、ポリシーの明確化と一貫性だと教えてくれる。働く人を仕事型・組織型・職場型・生活型に分け、どのタイプに向けて採用や育成するかという視点も実践的。この本に会えて今の人事には感謝している。彼らにはまずこの一冊を読んでもらい、何が足りていないのかを自覚してくれたら嬉しい…!2025/04/26
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- 家をせおって歩いた