内容説明
ユング心理学の正式名称は分析心理学といいます。こころの理解を通じて自分を知り、安心を得ることを本質とし、失敗したときや負けたときこそ人は立ち止まることができ、そこに変化のチャンス(=個性化)があるととらえます。個性化とは、すなわち「自分らしく生きる」ということ。「誰かの答え」ではなく、「私の答え」を探す旅に出てみませんか?
目次
第1章 失敗や負けは変化のチャンス―個性化
第2章 内なる住人の声を聞く―ユング派の夢分析
第3章 人生の理不尽を引き受ける―内なる親
第4章 こころはバランスを求める―心的エネルギーと補償
第5章 自分の意識のあり方を知る―タイプ論
第6章 目に見える世界がすべてではない―シンクロニシティ
第7章 人生には答えよりも大事なものがある―対立概念と第三のもの
第8章 ユング心理学を現実の生活に活かす
第9章 ユング心理学を学ぶには
著者等紹介
山根久美子[ヤマネクミコ]
東京生まれ。臨床心理士、公認心理師。ユング派分析家。慶應義塾大学卒、同大学院修士課程修了。Ph.D.(University of Essex、臨床心理学・分析心理学)。目白ユング派心理療法室Libra主宰。人生のほぼ3分の1を主にヨーロッパで過ごし、幼少期より「自分とは何者か」という問いに直面せざるを得なかったことから、さまざまな国・地域の文化やその比較に関心がある。関心のある分野は、ユング心理学における対立概念と日本文化、多様性、女性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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